お笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の平井“ファラオ”光(32)が11日公開の「流山三銃士」で映画デビューする。昨年の俳優デビューに次ぐステップアップだ。次々と起こる事件の解決に立ち上がった少女と3人の少年の物語。平井はオカルトライターで、少女が所属するオカルト研究会の部長役。「お笑いとは違う緊張感があったけど、自分と遠くないキャラだったので、やりやすかった」。

 ビートたけしがトップの芸能プロ、オフィス北野所属だ。08年に新道竜巳(39)とコンビ結成。哲学者風の平井が相方に対し「顔をひし形にしてやろうか!」と言うネタで注目された。「たけしさんからは『こんなネタ、どうだい?』みたいなアドバイスをもらいます。ただただ圧倒される。ウケるためだったら何でもあり」。芸名のファラオは古代エジプトの王。“殿”たけしが毒なら“王”平井は呪いの言葉を吐いて「お笑い界に自分の城を築きたい」と話している。【小谷野俊哉】