演歌歌手小林幸子(63)が1日、新潟県長岡市山古志地域(旧山古志村)の水田で、毎年恒例の田植えを行った。

 04年に発生した中越地震からの復興を願い、06年から地元主婦や山古志小児童らと実施して12回目を迎えている。

 長靴をはき、泥にまみれてコシヒカリの苗を植える小林の助っ人として、新潟のNGT48荻野由佳(18)小熊倫実(14)山田野絵(17)が初参加した。

 4月12日、新潟市内で行ったNGT48の「青春時計」でのメジャーデビュー記念イベントに、新潟出身の小林が駆けつけた返礼として駆けつけた。

 荻野は、5月31日に速報結果が発表された「第9回AKB48選抜総選挙」(17日開票)で5万5061票のぶっちぎりで1位になったばかり。

 まったく予想をしていなかった好結果に、本番は「気持ちの上では1位を目指したい」と大きく宣言。そして「NGTにも新潟のためにも貢献したい」と、故郷に錦を飾りたいと願った。

 「NGTのママ」を公言する小林も「1位になったら『メガ幸子』をあげちゃう」。09年のNHK紅白歌合戦のステージで披露した巨大な豪華衣装をプレゼントすると公約した。

 初の田植えに挑んだ荻野、小熊、山田の3人は、最初のころはまったく“戦力”にならない状況だったが、しばらくするとテキパキと植え始めた。ひと仕事を終えた荻野は「楽しかった。コツをつかみました」と笑顔で話した。