茨城ゴールデンゴールズ(GG)の片岡安祐美監督(30)が今日10日、著書「『泣き虫監督』片岡安祐美流 チームの育て方」(生産性出版)を出版する。11年に萩本欽一(76)から受け継ぎ24歳で監督に就任。あまりの重圧で、グラウンドに出るだけで目まいに悩まされたこともあったが、14年の全日本クラブ選手権で優勝に導いた。「監督に指名された時はびっくり。やっていけないと思った。その年限りで辞めようと決めて臨んだ14年に優勝できて、やっていけると思うようになりました」と振り返る。3年ぶりの優勝を狙った今年は、茨城県大会準決勝で敗退した。「歯車がかみ合わなかった」。

 小3で野球を始めて甲子園出場やプロ入りを目指して18歳でGGに入団した。「熊本商では野球部だったけど、公式戦出場はかなわなかった。GGでプロを目指し、教員免許を取って指導者として甲子園に行く夢も追った」。著書にも記したように指導方針は「怒り1割、フォロー9割」という。

 プロ野球DeNA元投手の小林公太氏(25)と交際中だが「結婚はできたらいいなと。今はほとんど試合に出てないけど、甲子園でGGのユニホームでプレーできたら引退して監督一本でいい。一生野球に携わっていきたい」。15日に東京・有楽町の三省堂書店でサイン会を開く。