フジテレビは28日、27日放送の情報番組「とくダネ!」で、医師法違反などの疑いで逮捕された容疑者として別人の映像を使ったとして、28日の番組内で「ご本人や関係者、視聴者の皆さまにご迷惑をおかけし深くおわびします」と謝罪した。

 同局などによると、「臍帯血(さいたいけつ)医療」を巡る企画で、医師免許のない松山市の民間研究所理事長が患者を診断したなどとして逮捕された事件を放送。この中で容疑者とは別人のインタビュー映像を、担当者が取り違えて使った。現場を取材したテレビ愛媛の指摘で、放送後に分かったという。

 28日の番組冒頭でフジテレビの梅津弥英子アナウンサーが説明し、小倉智昭キャスターともに「申し訳ございませんでした」と頭を下げた。