大阪市中央区の読売テレビ(日本テレビ系)は13日、同市内で、秋の改編を発表した。同局は本年度に入っても、ここまで、5カ月連続で全日、ゴールデン、プライムと、視聴率の「月間3冠」を5カ月連続で継続しており、好調を堅持。新番組はドラマ4本、アニメ1本にとどまった。

 席上では、プロ野球ポストシーズンの中継にも触れ、同局は、地元の関西地区で積極的に試合中継をしている阪神タイガースの主催試合についても「編成を検討中」とした。

 タイガースは現状、セ・リーグ2位で、クライマックス・シリーズ(CS)のファーストステージは主催試合になる可能性が高く、その場合は「もちろん、放送できるように、球団とも交渉している」とした。

 一方で、系列キー局の日本テレビは巨人軍との縁が深く、同局の担当者は「甲子園で阪神と巨人が(CSファースト・ステージを)戦うとなれば最高ですね」とコメント。その対決が実現した場合は「既存番組や、金本監督の秘蔵映像も含めて、試合直前番組などで放送し、盛り上げていきたい」と話した。

 また、同局の長寿番組「大阪ほんわかテレビ」のレギュラーながら、前日12日の収録も欠席した上方落語の重鎮、笑福亭仁鶴(80)について「無理は言えないが、体調が回復して復帰いただけるまで、私どもは待つだけです」と、大御所の復調を願っていた。