プロ野球の広島カープが18日、リーグ連覇を達成すると、芸能界からも歓喜の声が上がった。広島県生まれの吉川晃司(52)も本紙取材に喜びを語った。

 吉川はカープ戦士の奮闘に刺激を受けた。「彼らが頑張っていると、やはり背中を押されるというか、元気になります。故郷のシンボルであり、ヒーローですから。今、広島は元気ですもん。スポーツや文化サイドからできることって、大きいですね」。

 少年時代、カープの帽子をかぶって通学した根っからのファン。今年は時間があればテレビ観戦した。3連勝した今月初めの阪神3連戦は全て見た。分厚い戦力に感心させられた。「しびれました。日本シリーズみたいでした。阪神はかなりの覚悟を持って、背水の陣で来た。それを上回る力、(主軸の)鈴木誠也がいないのに、松山や安部が打っちゃうから。『ここで打ったら格好いい』と言ったら本当に打っちゃった。彼ら何か来てるよね」。

 視線は既に日本シリーズに向いている。「今年こそ日本一になってもらわないと。去年は若い選手が多かったから、日本シリーズで力が入ったんですよね。去年の経験があるので、今年は、そういう力み方をしなくてもいけると思う」と優勝を信じている。

 昨年は、マツダスタジアムで行われた日本シリーズ第1戦の試合前のセレモニーで君が代を独唱した。今年も依頼があれば「もちろんやります。当然です」。もう1つやってみたいこともある。「球場に行きたいね。僕らの小さい頃は、カープうどんをよく食べました。聞いたら、今、カープうどんの全部のせっていうのがある。それを食べながら応援したいね」。