高橋みなみ(26)が25日、東京・赤坂BLITZで全国ライブハウスツアー千秋楽公演を行った。

 ソロとしては初のツアー。7月の札幌を皮切りに、約3カ月間で15公演を行った。この日のライブでは、「全国ツアーファイナル行くぞー!」とあおりながら、最新曲「孤独は傷つかない」(26日発売)のほか、デビュー曲「Jane Doe」など16曲を披露した。

 MCでは、最近はまっていることについて「通販にはまっていて、取り寄せてます。毎朝荷物が届くのですが、本名は気まずい」と明かした。注文する際は「たなかちかこ」と偽名を使っているというが「さすがに配達に来る方と会うと気まずい」と苦笑いしていた。

 昨年4月にAKB48を卒業し、ソロとしてラジオパーソナリティーなどさまざまな仕事を行う中、デビュー前から憧れだったソロ歌手として「1番やりたかったこと」として、ライブツアーを行った。15公演を走りきると、最後の曲の前では涙を流し、スピーチした。

 高橋 行く場所、行く場所で皆さんが笑顔で迎えてくれました。(AKBを)卒業して1年がたって、やりたかったのは皆さんの前で歌うことでした。ただ、自分の実力の無さとか、無力であると感じることもありました。(AKB時代は)総監督として後輩に背中を見せようと、何でも出来る自分を演出していました。でもソロになって、できないことばかりで、プライドを捨てないと進めないことに気付かされました。1人で立つことに憧れていたのに、不安な気持ちもたくさんありましたが、幸せはみんなで分かち合いたいと思いました。まだまだ高橋みなみを見たいと思ってもらえるように頑張ります。

 最後は、鳴りやまない歓声にこたえて「孤独は-」をダブルアンコールで歌って、初のツアーを締めくくった。