有村架純(24)が7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、嵐・松本潤(34)の主演映画「ナラタージュ」(行定勲監督)初日舞台あいさつに、エメラルドグリーンのシースルーのワンピース姿で登壇した。

 有村は劇中で、松本演じる高校の社会科教師・葉山貴司と再会し、愛するものの、別れていない妻の存在を告げられて苦しむ教え子の工藤泉を演じた。「当時の話を思い出すと、ああって…苦しかったなと。公開日、泉と一緒に前に進める気がします」と撮影を振り返りつつ、初日で気持ちを切り替えられることを強調した。

 劇中では、大胆なラブシーンにも挑戦した。「正統派の役が多かった中で、泉のような役は初めてで、選んでいただいたことが、とてもうれしく光栄。23歳という年齢で、この作品で残せたことは多分、今後もすごく大切になるんじゃないかと思います」と行定勲監督(49)に感謝した。

 映画のキャッチフレーズ「壊れるくらい、あなたが好きでした。」にちなみ「壊れるくらい好きな人、ものは?」と質問が飛んだ。有村は「母の手料理。風邪をひいて熱を出して、しんどくて、病院から帰ってきたら、おなかがすいた。その日の晩ご飯が、ちらしずしで(母から)『しんどかったら食べなくていいよ』と言われたけれど食べた。すごくおいしかった」と言い、笑みを浮かべた。【村上幸将】