韓国の男性7人組ヒップホップグループBTS(防弾少年団)が15日、京セラドーム大阪で、日本初のドーム公演の2日目を成功させた。前日14日と合わせ、2公演で8万人が歓喜に沸いた。

 おなじみのヒット曲「Not Today」からスタート。ブイ(21)が「ずっと会いたかったよ~」と呼び掛けると、総立ちのアーミー(ファンの総称)は声をからしてエールを送り返す。現在、世界中で最も勢いがあるというアーティストの1つ。激しいダンスとパフォーマンスを次々と繰り出し、その度に黄色い歓声が響き渡った。

 終盤にはリーダーのラップモンスター(23)が12月6日に日本で新曲を発売すると発表。その瞬間、地鳴りのような歓声がドームを包んだ。アンコールでは「皆さんのおかげでここに立てました。時に一緒に泣き、時に一緒に笑ってくれる。おおきに!」と感謝した。

 9月18日に発売した最新アルバム「LOVE YOURSELF 承 ‘Her’」はiTunesチャートで73の国と地域で1位を獲得。日本でもオリコンランキングで首位に立った。この日は約3時間で22曲を披露。韓国で生まれ、世界を股に掛けて活躍するマンモスグループが大阪で新たな1歩を刻んだ。