大竹しのぶ(60)主演の舞台「欲望という名の電車」(12月8~28日、東京・渋谷シアターコクーン)の会見が6日、都内で行われた。

 同作はテネシー・ウィリアムズの名作で、大竹は15年前に蜷川幸雄演出で主人公ブランチを演じている。「5年前に蜷川さんと『もう1度やろう』と企画も上がっていたけれど、実現できなかった」。今回は2年前の主演舞台「地獄のオルフェウス」を演出した英国人演出家フィリップ・ブーリンと再びタッグとなる。大竹は「毎日稽古が楽しくて、1年ぐらい稽古をやっていたい。蜷川さんも、フィリップだったら、『まっ、いいんじゃない』と言ってくれるような気がします」。

 妹ステラ役の鈴木杏(30)とは03年「奇跡の人」以来の共演で、鈴木は「『奇跡の人』の時はヘレン・ケラー役で、大竹さんと目も合わせられなかった。今回は目も合わせて、せりふを交わせることができる」と楽しみにしている。