女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の10日放送第35話の平均視聴率が18・9%、11日放送第36話が19・3%(ともに関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、ようやく小屋を譲り受けた藤吉(松坂桃李)とてん(葵わかな)だったが、小屋を買いたいという芸人元締め男(矢野大樹)が現れ、3日後までに500円を用意しないと小屋はその男の手に渡ることに。窮地に追い詰められたてんは、一大決心をして勘当された京都の実家に戻る。最初は耳を貸さなかった儀兵衛(遠藤憲一)だが、2人の寄席への熱意に心を動かされ、お金を工面する。こうして藤吉とてんは念願の寄席小屋を手に入れる、という内容だった。