落語家の立川志らく(54)が、横綱日馬富士が暴行におよんだ理由について貴ノ岩の「礼儀と礼節がなっていない」と発言したことについて矛盾を指摘した。

 志らくは30日、ツイッターを更新。前日行われた日馬富士の引退会見を振り返り、日馬富士や伊勢ケ浜親方の言動について「一般の暴行事件だとして、加害者があれは指導なんですと言い、その親が息子は社会貢献もした立派な奴です、会社を辞めないといけなくなり残念ですと泣いたら?大相撲の世界と一般社会は違うというが、だから問題があるのでは?浮世稼業の落語家にまともな事言わせる程狂っている」と違和感をつづった。

 日馬富士は貴ノ岩への暴行について「先輩横綱として、弟弟子が礼儀と礼節がなっていない時に、それを正し、直し、教えてあげるのは先輩としての義務だと思っています。弟弟子を思って叱ったこと」と釈明したが、志らくは「日馬富士の矛盾。礼節を教える為。礼節とは礼儀と節度。礼儀とは社会の決まりにかなう人の行動、作法。節度とは度を越さない適当な程合い」と説明した上で、「礼儀を教える方が人としての行動を破り度を越してしまったわけだ。だから暴力を振るった側から口が裂けても礼節を教える為とは言えない」とした。