演歌歌手氷川きよし(40)が14日、東京国際フォーラムで「スペシャルライブ2017~きよしこの夜Vol.17~」を行った。

 津軽三味線、尺八が奏でられる中、羽織はかま姿で登場。紙吹雪が舞う中「じょんがら挽歌」で幕を開けた。「この大きなホールでのコンサートも17回やらせていただき、本当にみなさまに感謝しています」といい、「みなさんの真心を感じながら、みなさんの心に届くように歌います」と話すと会場からは盛大な拍手が巻き起こった。

 定番曲はもちろん、黒いレザー姿で人気テレビアニメ「ドラゴンボール超」のオープニング曲「限界突破×サバイバー」や、青いスーツ姿でGReeeeNとの初コラボレーション曲「碧し」なども披露した。またこの日、18年1月30日発売の新曲「勝負の花道」を初披露。同曲は明るいアップテンポな曲だ。「老若男女の応援歌になればうれしいです」といい、「40代スタートの曲になるので、みなさんを応援するととも自分もこの曲でがんばっていきます」とアピールした。

 今年は第50回日本有線大賞、日本レコード大賞優秀作品賞の受賞に加え、NHK紅白歌合戦にも18年連続の出場が決まっている。まさに充実した1年だった。「本当にみなさんおかげです」と感謝し、「日本有線大賞は節目の年で、放送も最後の年だったでうれしいです。これにうぬぼれず、これからがスタートだと思って生涯を歌にささげていきたい。そんな人生にしたいと、40歳の節目の年として思いました」と語った。ステージからは「みなさんが幸せでありますように気合を送ります。ハッ!」とポーズを決めた。

 この日、約3時間のステージで「男の絶唱」や新曲「勝負の花道」など全26曲を披露し、2日間4公演で約2万人のファンを魅了した。