演出家の市原幹也氏が、セクハラ行為を告発され「心当たりがあります」と認めて謝罪した。

 市原氏は19日、公式サイトに謝罪文を掲載。「Twitterにおいて、私が過去に何人かの女性に対して立場を利用し性的な関係をせまるなどして恐怖を感じさせ、また演劇界に抱いていた夢に対して失望させたという告発がなされました」と経緯を説明し、「告発された内容と、また告発がなされるまで自分の側からは沈黙していたことについて、心から重大に受け止め責任を感じております。多くの方にご迷惑、ご心配をおかけして大変申し訳ございません。告発されているような私の言動は決して許されるものではありません。告発の内容には、心当たりがあります。現在、ご本人に謝罪の意思をお伝えする準備をしています」とした。

 市原氏は「当時自分の認識が未熟でありましたが、当世の流れや皆様からのご指摘からも学び大変反省しております。これを機に改めて自分を見つめ直し、このようなことが起きないようにしっかりと考えていきます」と反省。また、「誠に恥ずかしいことながら、まだ告発に及んでおらぬ方々の中にも、私から精神的苦痛を被った方がおられる可能性を、私は否定できません」とし、被害者からの連絡先を設けるなど対応していくとした。