タレント見栄晴(51)が5日、自身のブログで昨年12月28日に亡くなった女優の真屋順子さん(本名高津詔子、享年75)をしのんだ。

 76年からテレビ朝日系で放送されたバラエティー「欽ちゃんのどこまでやるの!」で、真屋さんはお母さん役を務め、見栄晴は息子役だった。

 見栄晴は「舞台の事、笑いの事、デビューして何もわからず、悩んだり、落ち込んでいる僕に、いつも舞台の袖で『見栄晴、あなたは本番に強いから大丈夫よ! 頑張って!!』と励まし、優しくしていただいた事を忘れません」。

 「欽どこ」が終わった後も、真屋さんは見栄晴のことを気にかけていた。「たまたま隣のスタジオでドラマの収録をしていたら、『見栄晴が心配で、大丈夫か見に来ちゃった!』と笑顔で…。本当は僕の方からごあいさつに行かないといけないのに、わざわざ来てくださって…」と振り返った。

 闘病中だった昨年、お見舞いに行くと、真屋さんは逆に見栄晴を気遣った。「『見栄晴、お母さん亡くなったんだって? 良いお母さんだったのに残念ね…。あなたは大丈夫?』。俺のおふくろが亡くなった事を知り、闘病中にもかかわらず心配してくださって…。とにかく優しい! という言葉がピッタリな、明るくすてきな『お母さん』でした」

 亡くなった翌日に、見栄晴は焼香を済ませている。「年末29日の晩にお焼香だけさせていただきましたが、長い闘病生活をされていたとは思えないほど、優しく朗らかなお顔をされていました。きっと今はもう大好きな舞台に立たれ、お芝居をされている事と思います…。ご冥福をお祈りするのとともに、『お母さん、ありがとうございました』」とつづった。