アニメ界のアカデミー賞と言われる第45回アニー賞の授賞式が3日、米ロサンゼルスのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で開催され、最多13部門にノミネートされていたディズニーの「リメンバー・ミー」が作品賞、監督賞など主要部門を含む11部門に輝いた。

 同作は、メキシコの祝祭「死者の日」を題材に、死者の国に迷い込んでしまったミュージシャンにあこがれる少年の大冒険を通じて家族との絆を描くファンタジー。日本では3月16日に公開される。

 一方、長編インディペンデント作品賞にノミネートされていた片渕須直監督の「この世界の片隅に」と福山健治監督の「ひるね姫~知らないワタシの物語~」は、残念ながら受賞を逃した。また、長編脚本賞と美術賞にノミネートされていた「メアリと魔女の花」も選考から漏れた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)