耐震補強工事のため、2年前から休館している京都南座について、松竹は7日、今年11月に再開場することを発表した。

 11月初旬の松本白鸚(75)松本幸四郎(45)市川染五郎(12)の襲名披露興行「當る亥歳 吉例顔見世興行」から再開。12月にも別公演で顔見世を行うとし、2カ月連続で顔見世興行を催すことになった。

 客席数はもともとの1078席と同程度とし、訪日外国人客向けサービスを強化。外観については「京都の歴史的景観にとけ込んだ外観を維持し、継承する」(松竹)としている。