俳優泉沢祐希(24)と女優今田美桜(20)が都内で、CSフジテレビNEXTとケーブルテレビJ:COMが共同制作する連続ドラマ「記憶」(3月21日スタート、水曜午後10時)のバレンタイントークイベントに出席した。

 同作は、昨年韓国で放送された連続ドラマ「記憶~愛する人へ~」の日本リメーク版。若年性アルツハイマーと診断された弁護士が、記憶を無くしていく中で過去の事件、家族と向き合う姿を描く。主演は中井貴一で、泉沢は中井演じる敏腕弁護士とともに働く新人を、今田は事務員を演じる。

 ベテラン俳優・中井との共演に、2人は撮影中も緊張しっぱなしといい、泉沢は「(中井の演技に)圧倒されて、自分のセリフが飛んでしまいました」。今田は「かんで撮影が止まってしまった時、目を真ん丸くして(表情を作って)『ん?』ってやってくれます。緊張が解けました」と中井の振る舞いに助けられたことを話した。また、ドラマスタッフから「リハーサルが一番のびのびしている」と暴露されると、泉沢は「リハがリラックスできて一番いい状態なんだと思う。(中井を目の前にすると)本番でかんじゃう」と明かし、苦笑した。

 バレンタインの思い出について聞かれると、「2、3年前にチョコレートケーキを1ホール作ったんですけど、味が気になってかじってしまった」と今田。「おいしくなくて、捨てました。もう1回作り直せばよかった」と苦い思い出を話した。泉沢は「思い出という思い出がない」と言葉に詰まりながら、「保育園の時が一番もらってたんじゃないかな」と回想した。司会者から「それを記憶しているのが悲しい!」と突っ込まれると、会場は笑いに包まれた。