ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」の準決勝が12日、都内で行われ、決勝進出者10人が決定した。

 決勝は3ブロックに分かれ、それぞれ勝ち上がった計3人が再び争うトーナメント形式。この日、抽選で10人の枠が決められ、Aブロックは、ルシファー吉岡(38)カニササレアヤコ(24)おいでやす小田(39)おぐ(41)、Bブロックは、河邑ミク(23)チョコレートプラネット長田(38)ゆりやんレトリィバァ(27)、Cブロックは、浜田祐太郎(28)紺野ぶるま(31)霜降り明星粗品(25)に決まった。なおB、Cブロックには、決勝当日開催の「復活ステージ」通過者2名が入る。

 昨年「女芸人NO・1決定戦THE W」で優勝したゆりやんは、勢いのまま今大会でも決勝進出を果たした。抱負を聞かれると「4年連続出させていただいていますが、去年ブロックで負けた瞬間から今年のRー1優勝を考えて1年間やってきました」と話した。

 フリーで決勝まで進んだカニササレは、都内の会社に勤めるOLでもある。「今回決勝まですすめたので、部長の評価が上がればうれしいです」と話した。カニササレは早大学在学中にお笑いサークル「お笑い工房LUDO」を立ち上げ、1つ後輩に、にゃんこスターのアンゴラ村長(23)が在籍していた。2年前も出場しているが1回戦敗退だった。昨年は出場していない。「会社が副業禁止だったので」といい、「今の会社はお笑いにも理解があって、今日も先輩が応援に来てくれました」と笑った。好きな芸人に挙げた、なかやまきんに君(39)を準々決勝で撃破したことは「つらかったです」。

 並々ならぬ意気込みを見せるのが盲目の漫談師浜田だ。「6年前に初めて人前でお笑いをやったのが、この大会でした」。ゆりやんとは同期。「養成所時代から優秀組でした。自分はそうではないクラスだったので、こうして同じ舞台の決勝に進んだのが不思議です」。決勝については「いつも舞台と同じように自分ならではのしゃべりができればいいです」と話した。

 決勝は3月6日に開催され、「R-1ぐらんぷり2018」(午後7時)としてフジテレビ系で放送される。