女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の15日放送の第113話が21・1%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 113話のあらすじは、隼也(成田凌)はアメリカで人気の「マーチン・ショウ」日本公演の興行権の獲得に前のめりになる。代理人は、すぐに手付け金5000円を払わなければ、興行権は他の者に渡ってしまうと重圧をかける。現在なら1000万円にも相当する金額。てん(葵わかな)は「地に足をつけて働きなさい」と釘を刺す、という内容だった。

 しかし隼也は、亡き父が遺してくれたお金に手をつけ、強引に手付け金を払い、仮契約してしまう。そして、代理人とは連絡がつかなくなる。