お笑いコンビ、ガレッジセールのゴリ(45)が、本名の照屋年之として、沖縄の風習を題材にした映画「洗骨」(今年公開)を監督し、このほど完成した。主演は奥田瑛二(67)で、沖縄で撮影された。

 洗骨は、埋葬された死者の骨を海水や酒などで洗い、再埋葬する風習で、粟国(あぐに)島などに残っている。儀式のために集まった家族を描いたハートフルコメディーで、ゴリは「洗骨には先祖に対する感謝の恩返しを感じます。笑ってほのぼの楽しめる作品」とコメント。長編作を手掛けるのは2作目となる。

 奥田は、沖縄での撮影で役そのものになれたとし「沖縄で過ごした1カ月あまりが宝物となった。ゴリ監督の手腕と映画への愛にほかならない」。ほかに筒井道隆、水崎綾女らが出演。4月開催の沖縄国際映画祭でプレミア上映される。