女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の2日放送の第126話が20・3%、3日放送の第127話が19・5%(とも関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、四郎(松尾諭)と上海に行く事を決意したリリコ(広瀬アリス)の2人は、最後の高座で結婚と引退の報告を行い観客から祝福を受けた。そして風太(浜田岳)やてん(葵わかな)らは優しく送り出し上海へ渡った。てんの家では許嫁との結婚をしないと決意し家出したつばき(水上京香)が、隼也(成田凌)を一目見て九州の知り合いの所へ向かおうと訪れていた。てんの連絡でつばきの父親が迎えに来るが、つばきは好いた人がいると打ち明ける。すると父親は激怒して家に戻った。つばきはてんらに諭され家に戻ることを了承したが、目を離したすきに置手紙を残し姿を消してしまう。隼也は決意したように後を追いかけようとするが、てんは「何処でも好きなところへいきなはれ。家の敷居を跨いだらあかん」と勘当。そして隼也は家を出て行った。後日、風太はつばきの父親に勘当したことを報告し、これまでと同じように取引してもらうように懇願した。隼也は3カ月間、音信不通で風太は勘当に悩んでいた、という内容だった。