ロンドンブーツ1号2号田村淳(44)が、都内で、「吉本興業eスポーツ事業概要発表記者会見」に出席した。

 「eスポーツ」は対戦型ゲームをスポーツ競技として捉えたもので、オリンピックで正式種目化が検討されるなど世界的な盛り上がりを見せている。

 吉本興業はeスポーツ事業に本格参入するとし、選手の発掘・育成といったマネジメント業務、eスポーツイベントの開催、ゲーム動画配信事業などを行うと発表した。よしもとクリエイティブ・エージェンシースポーツ事業センター長の星久幸氏は、eスポーツへの参入について「エンターテインメントの会社としてはごく自然な流れ。芸人さんの才能を伸ばして、活躍の場を作ることも事業の1つ」と説明。このほど同社所属のプロゲーマーが3名誕生した。

 司会者の田村のほか、ゲーム好き芸人として次長課長井上聡(42)トータルテンボス藤田憲右(42)しずる池田一真(34)パンサー菅良太郎(35)が登場した。井上は「20年若ければ両手上げて出て行くけど、もう無理。そういう(厳しい)世界」。藤田は「もっとほのぼのしたやつだと思ってた。優しく農作物を育てるeスポーツはないですか?」と話して笑わせた。

 会見ではゲーム好き芸人がプロゲーマー・ジョビン(32)と対戦格闘ゲームで対決した。藤田は相手の体力を9割近く削りハンディをもらった上での挑戦だったが、あっけなく敗戦。あまりの一方的な展開に「何が起きてるか分からない。何!?」とぼうぜんとしていた。

 同社所属プロゲーマーの給与について話が及ぶと、芸人達は興味津々。月給制で、試合などの海外渡航費も支給されることが明かされると「何もしなくても、給料もらえるの!?」とおのおの驚きの表情を見せた。田村が「家でゲームをするのもトレーニングですから」と説明すると、藤田は「じゃあ、お笑い芸人が居酒屋で誰かを笑わせるのもトレーニングなので、その居酒屋代も払ってもらいたい」と事務所に対して直訴。田村も過去に同様の交渉をしたことを明かし「『10年も20年も淳さんはそのままOKして来たんですよね。それは裁判では勝てません』と言われた」といい、失敗に終わったという。田村は「そこは吉本の方が一歩上ですから、諦めて下さい」と後輩を諭していた。