タレントのベッキー(34)が、カンテレの視聴者参加型実験的生放送番組「全人類がリサーチャー! 特定せよ!」(25日深夜1時=関西ローカル)のMCに決まり、20日、発表された。

 ニュース報道などの際、人物や場所を「特定」する作業、能力を「楽しく生かそう」と、番組は視聴者にミッションを出し、最初にたどり着いた人に賞金3万円が用意される斬新な生放送企画。出演者はMCのベッキーのみになる。

 インターネットによる「特定作業」の速さを競う異色番組に、ベッキーは「おもしろいと思いました。今の時代だからできること。視聴者の方と一緒につくっていく感じがいいなと思いました」とコメント。

 また、自身の「特定作業」能力には「たぶん友達の中で、一番得意です。いろいろ特定するの大好き! 普段からSNSとか見張ったり。パトロールって呼んでるんですけど(笑い)。特定系は得意です」。芸能人がブログなどにアップする店名など、表記がなくても、特定すべく探すのが好きだという。

 好奇心も旺盛。これまで「生放送で完全に1人」は記憶にないといい「視聴者の皆さんがエンディングを左右する。ある意味、皆さん任せなんですけど、それがいい」と、生放送を楽しみにしているそうだ。

 そのベッキーをただ1人の出演者で、MCに起用し、番組を企画したのは、カンテレに入社10年目の大西文志郎プロデューサー(33)。大西氏は「ベッキーさんには、この番組の支配者のような立ち位置」を期待。ベッキー起用の理由には「実験的な生放送なので正直、どうなるか分からないところもある。さまざまなジャンルの番組でMCをされている経験に魅力を感じた」と説明した。