田中圭(33)が17日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われた主演のテレビ朝日系連続ドラマ「おっさんずラブ」(21日スタート、土曜午後11時15分)試写会で、劇中の役どころ同様、同性に告白された過去があると明かした。

 田中は劇中で、女好きながらモテない33歳のおっさん春田創一を演じる。春田は吉田鋼太郎(59)演じる天空不動産営業所の部長・黒澤武蔵に突然「好きです!」と告白される一方、本社から営業所に異動してきて家を探していたため、自宅に住まわせた、林遣都(27)演じる後輩の牧凌太からも「好きだ」告白され、キスされる役どころだ。

 田中は質疑応答で、過去のビックリした告白体験を聞かれると「高校時代に、すごくよく遊んでくださった、お兄ちゃんみたいな人とつるんでいたんですけど(先輩が)ある時、僕にほれて寝込みを襲われそうになったことがありまして。僕は必死で戦ったんですけど…その後『何だったの?』と言ったら『リアルに好きになっちゃった』と言われ、ビックリしました」と語った。そして「(結果)はまり役になってしまいましたね」と苦笑いした。

 劇中で春田の幼なじみ荒井ちずを演じる内田理央(26)は、田中と林が初共演ながら撮影現場で仲が良く、劇中で演じる役どころの関係性と同じだと暴露。「付き合ってるんじゃないかというほど仲がいい距離感。今日も2人だけの思い出し笑いをしているのを、静かにみんな見守ってる毎日です。応援しながら見守っています」と笑った。自身のビックリした告白体験については「オンラインゲームで、知らない人から(アイテムで)回復させてもらった。めっちゃいい人やんと思って、友達申請したら拒否されました」と苦笑いした。

 「おっさんずラブ」は、16年年末の深夜に単発ドラマとして放送され、おっさんのピュアな純愛を描く作品性がインターネット上で話題を呼び今回、連続ドラマ化された。林は「今朝、1話を見たばかり。撮影中で言うのは難しいんですけど…数多い日本の恋愛ドラマの名作として記憶に残る作品になると思うので、その一員として最後まで頑張りたい」と意気込んだ。

 田中は「コメディーを作っている気は、あまりないので。元々、単発だったものが連続ドラマになった。遣都君も(舞台あいさつで)言ってくれたけど、名作になる予感しかしていません」と力強く宣言した。【村上幸将】