女優文音(30)が21日、大阪市内で主演映画「ばあちゃんロード」(篠原哲雄監督)の舞台あいさつを行った。大阪公開初日に駆けつけたファンから「あやねちゃ~ん」の声援に感極まって涙を流した。

 あいさつの最後にマイクを握った文音は「東京、横浜、神戸を回ってきました。大阪の人たちはすごく温かくて…。涙が出てきそう…。本当にありがとうございました」と声を詰まらせた。

 涙の舞台あいさつは続き「10年ぶりの主演で…。キャストもスタッフも手をつないで家族のようになって撮った作品です」と言葉を途切れさせながら話した。最後に「現場で感じたのは愛という形は目には見えないものだけど、感じることができるんだなと思いました。この映画ができたとき愛にあふれている作品だなと…」と結んだ。

 映画は「一緒にバージンロードを歩く」という願いをかなえようと奮闘する祖母と孫娘の絆の物語。文音は孫娘役を演じた。

 文音の両親は長渕剛と志穂美悦子。映画をみた父からは「泣ける映画だったな」と言われたことを明かした。