3人組ダンスボーカルユニット、Lead(リード)が26日、東京・豊島区の池袋サンシャインシティ噴水広場で、新曲「Bumblebee」の発売記念イベントを行った。

 今年がデビュー15周年。25日に発売したばかりの新曲は、男女の初々しい恋模様を描いたダンサンブルな曲に仕上がった。

 鍵本輝(29)は「温かい季節にピッタリの曲です」とアピール。古屋敬多(29)も「この時期、特に学生には出会いがある。恋をする学生に向けた応援ソングです」と説明した。

 この日のステージには、ダンサーが12人も登場した。通常は4人のところを8人を追加。谷内伸也(30)は「15周年だから15人にしました」。この日、集まった約1000人のファンへのお礼の意味を込めたサプライズだったと明かした。

 これまでの15年を振り返ると、古屋は「デビューをした時はまだ子供。自分のことしか見えなかった。10周年くらいから周囲への感謝の思いが大きくなった」。鍵本も「デビュー当時に30歳というのは大人のベテランに見えた。今の自分はまだまだ子供です」と続いた。

 もっとも大変だった時期は13年3月だった。リーダーの中土居宏宜さんが芸能界を引退し、グループの精神的な支柱を失った。谷内は「4人から3人に体制が変わって、自分たちだけでなくファンも大変だった。あれが一番のターニングポイントだった」と振り返った。古屋も「3人ですごく不安だった。でも、不安が大きかったからこそ、乗り越えた時の喜びも大きかった」という。

 今後について、鍵本は「15年もやってきたから、求められるハードルも高い。それを楽しみながらやっていきたい」と笑顔を見せ、古屋は「もう1回の15年周年が来れば30周年になる。45歳まで頑張ります」と力を込めた。

 今月7日から、全国5都市を回るファンクラブツアーを開催している。