アイドルの眉村ちあきが4日、横浜・山下公園で開催されたポップカルチャーフェスティバル「ヨコハマカワイイパーク」に登場、独特の存在感で観衆を驚かせた。

 銀色の宇宙服をイメージした衣装で、顔をフルフェースのヘルメットで隠して登場した。どよめく会場。持参したギターは「使いません」とそのまま床に置いた。そのまま、シールドを上げて歌い始めた。高い歌唱力に会場がざわついた。ファン以外の来場者も次々にステージ前に集まった。

 「弾き語りトラックメイカーアイドル」として、楽曲の作詞、作曲、編曲を自身で行っている。「ナックルセンス」など計4曲を、縦横無尽に動きながら歌い上げた。中には「う○こ」を連呼する曲も。さらに、ステージ後ろの池に近づくとヘルメットで水をすくってファンにかけるパフォーマンスもあった。魅力的な歌声と予測不能のステージに、観衆は引き込まれた。

 ただ、ステージを終えた眉村は反省しきりだった。「手応えがなかった。池に水遊び禁止の貼り紙があって後で気づいた。反省で歌も下手になってしまった」。前日3日の「ザよこはまパレード」参加時には、出演者の控室が分からず、迷子になった。それでも「明日は横浜でバスを貸し切ってバスジャックライブをします! 8月4日に新宿LOFTでワンマンがあるので」と横浜で自身を強烈にアピールする意気込みだ。