シンガーソングライター染谷俊のデビュー25周年ライブが5日、東京・渋谷クラブクアトロで行われ、アーティスト清木場俊介が“お祝い”に駆け付けた。染谷が清木場のツアーでバンドマスターを務める縁などから実現。「今日はアニキのお祝いの日だから、多くを語らずライブで語ろうと思って来た」と『JACKROSE』など8曲を熱唱し、満員の会場を盛り上げた。MCでは2人でカラオケに行ったエピソードを明かし、「(染谷の代表曲)『僕の両手』だけ予約し続けて1時間歌った。ベロベロに酔っていたけど」と笑顔で振り返った。最後は染谷の曲の中で「最も好きな歌」という「理由」をセッションし、ファンを喜ばせた。

 染谷俊は93年シングル「崖っぷちの少年」でメジャーデビュー。00年からインディーズに活動の場を移すが、ロックミュージシャン矢沢永吉のツアーにキーボードで参加したり、他アーティストへ楽曲提供したりと自身の音楽を含め精力的に活動を続ける。この日は他にヒット曲「愛にあいたかった」、「YELL」などを披露。「17歳のとき歌唄いになりたいと思って、レコード会社の人が見つけてくれたのが23歳の頃。ここまで紆余曲折あって、やめようと思った日もあったけど、色んな人に出会って25年来れた」とファンや関係者へ感謝の言葉を口にした。