昨年5月、性別適合手術を受けたタレントGENKING(32)が14日、都内で、FANCL×STORY「コラーゲン リスタート 宣言イベント」に出席した。

 昨年7月に戸籍を女性に変更して以来、初めてのイベント出演となった。白のショートパンツからスラリと伸びる美脚をみせ、栗色のロングヘアをなびかながら登場した。「1年間お休みをいただいて、生まれ変わりました。金髪でやんちゃなイメージが強かったと思いますが、戸籍も女になって落ち着きました」と笑顔であいさつした。

 体も、戸籍の上でも女性になった。「洋服を着る時やシャワーの時にしても、今まで悩んできたことが全てなくなりました」とうれしそうに語った。病院で女性の名前で呼ばれることや、女性用の試着室に当たり前のように入れることに喜びをかみしめており、「今までいじめられることが多かったけど、女の子になって嫌な経験をすることがなくなった。女の子に戻れてよかった」とほほえんだ。

 交際中の恋人にも戸籍変更を報告したといい、「これで結婚できるよ、と言いました」と明かした。予定について聞かれると「しますよ!」と明言したが、時期については「内緒!」の一点張り。左手薬指の指輪についても追及を受けたが、こちらも笑顔で「内緒です!」と答えた。

 芸名の変更も考えていたと言うが「GENKINGとしてのお仕事をまだきちんとできていないから」と、事務所のOKが出なかったという。KINGではなくQUEENは? と取材陣から新芸名を提案されると、「それも考えたんですけど、2丁目感が出ちゃうから」とやんわり却下していた。

 これからの活動について「自分のように性別に悩んでいる子を応援できるようなお仕事をしていきたい」と目標を語った。

 FANCLの美容食品「ディープチャージ コラーゲン」シリーズをPRするイベント。モデルの秋本祐希(41)も出席した。