香取慎吾(41)が、“美の殿堂”と呼ばれるフランス・ルーブル美術館で人生初の個人展覧会を開催することが27日、分かった。広報大使に任命された日仏友好160年を記念した日本文化・芸術の祭典「ジャポニスム2018・響きあう魂」(7月~19年2月)の公式企画として9月19日~10月3日まで展示される。

 香取は、15年に日本財団パラリンピックサポートセンターの壁画、17年に高級ブランド「カルティエ」とのコラボアート、今年3月には香港でストリートアートを描くなど芸術活動にも力を入れている。今回、「NAKAMA des ARTS」と題された個展は「アートを題材にしてNAKAMA(仲間)とつながりたい」というコンセプトで、展示される作品は絵画、オブジェ、ファッション、建築などになる。

 同美術館で日本人アーティストの個展が開かれるのは、歴史的にみても極めてまれだという。「アートにゴールはないと思い描き続けていますが、ゴールと言ってもおかしくないルーブル美術館でスタートできることに、アート脳が爆発しています」と語る香取は現在、作品の準備に取りかかっている。

 一方、広報大使に任命された「ジャポニスム2018」は、日仏両政府が協力する事業で、古典美術から現代美術、歌舞伎、アニメまで世界から注目される日本文化を、パリを中心に約8カ月にわたり紹介していく。幅広い分野で強い発信力を評価された香取は「大好きなフランスと日本の“響きあう魂”をパリで世界中の方々に体感してもらえたらうれしいです」と意気込んでいる。