30日に放送された吉高由里子が主演を務める日本テレビ系の「正義のセ」(水曜午後10時)の第8回平均視聴率が9・4%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 初回放送は11・0%、2回目9・9%、3回目10・3%、4回目9・4%、5回目9・1%、6回目10・5%、7回目は9・0%だった。

 阿川佐和子氏の同名小説シリーズが原作。ドラマは吉高が演じる2年目の検事竹村凜々子が、一生懸命に周囲を巻き込んで事件に取り組み、検事として女性として成長する物語。

 今回は吉高の親友、ハリセンボンの近藤春菜が14年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」以来、4年ぶりにドラマで共演する。春菜は「キーパーソンという役をいただけて、ありがたいです。タラレバ(東京タラレバ娘)の時から、出たいな、出たいなと、思っていて…。出ていないのに、差し入れしていましたから。差し入れをすることによった存在感がでて…、作戦成功でした。本当に、撮影は楽しかったです」と話した。

 第8回のあらすじは、ひき逃げ事件を担当することになった凜々子(吉高由里子)、被疑者で芸能事務所社長の斎藤茂典(正名僕蔵)は反省している様子だが「人をはねた記憶はない」と主張する。相手にケガをさせたことに気づいたか気づかなかったかで起訴判断が大きく違ってくるため相原(安田顕)と調査を始める。

 事故の時車に乗っていたのは人気俳優の光岡駿太(桐山漣)だった、斎藤は光岡のマネジャーも務めていた。凜々子は参考人として光岡の話を聞く、有名俳優に会えると浮つく凜々子。光岡は「斎藤さんの罪を少しでも軽くしてください」と懇願、凜々子はその姿にときめいてしまう。

 被害者の横山茜(浦まゆ)に話を聞きに行くと、事故の時、車が一度止まっていたと証言した。斎藤の証言と食い違い、もしかしたら身代わり出頭の可能性もあると防犯カメラに運転手が映っていないか映像を確認するが手がかりは見つからなかった。