新事務所への移籍を発表した歌手広瀬香美(52)をめぐる契約トラブルで、広瀬の代理人弁護士が4日、報道各社にファクスを送り、「一方的に独立した」する芸能事務所オフィスサーティー平野ヨーイチ社長の主張を否定した。

 代理人3人の名が記された書面によると、広瀬とオフィスサーティーは今年2月から、契約をめぐるトラブルの解決について話し合ってきたという。ところが、「双方の感情のすれ違い等により、話し合いが困難な状況となり、広瀬香美のアーティスト活動にも支障が生じるようになった」ため、先月21日にアーティスト活動の契約を解除する通知を事務所側に送った上、独立を発表したと説明した。

 現時点で代理人同士の協議は続いており、「広瀬香美としては、引き続き話し合いを通じた本件の解決に向け、誠実に対応して参りたいと考えております」としている。

 広瀬は5月28日に新事務所設立を発表し、公式サイトを立ち上げた。サイト内では「これまで以上に、音楽家としての可能性を追求し、スピーディに力強く目標達成に挑む所存です」とコメントしている。