モーニング娘。’18の尾形春水(はるな=19)が20日、東京・日本武道館で行われた「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー 2018春 ~We are MORNING MUSUME。~」の千秋楽公演に出演し、グループを卒業した。

 短大に進学した尾形は、4年制への編入のために学業に専念するという。芸能界も引退する。

 尾形はアンコールで、ファン、メンバー、スタッフに感謝の気持ちを伝えた。

 「モーニング娘。として過ごした日々は、一生忘れることのない宝物です。歌、ダンスはえらそうなことは言えないけど、礼儀や人間関係などもこの活動を通して、いろんな学びがありました。自分なりに精いっぱい向き合って、ここで得たことは、今後の人生にも生かしていきたいです」と誓った。

 卒業発表後、ファンから「幸せになってね」と、たくさんのメッセージをもらったという。尾形は「私はもう、今、この瞬間、とっても幸せです!!」と感激した。

 さらに「新たな夢に向かって精いっぱい頑張ります。このコンサートが終わると、私はもう皆さんに会うことはなくなりますが、ここにいるすべての皆さんのこれからがたくさんの幸福で満ちた日々でありますように。心から願っています」と、3年9カ月のアイドル生活を締めくくった。

 最後のソロ曲には「涙が止まらない放課後」を選んだ。明るく幸せな曲で終わりたいということで選んだ曲という。セレモニーでのメンバー1人1人からの言葉に、尾形は「大好きなメンバーと、大好きな皆さんに囲まれて、私はすっごい幸せ」と涙した。

 コンサート前半には、ハロー! プロジェクトのリーダーでアンジュルムの和田彩花(23)がサプライズで登場し「新しい道でも、はーちんの優しい笑顔ですてきな道を歩んでほしい」と手紙を読み、エールを送った。