鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)24日放送の第24話の平均視聴率が12・2%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は13・4%だった。最高視聴率は第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第24話は、久光 (青木崇高)の藩命に背いた吉之助(鈴木亮平)は、徳之島に島流しになった。そこに愛加那(二階堂ふみ)と息子の菊次郎、それに産まれたばかりの娘が会いに来た。吉之助は、娘に「菊草(きくそう)」と名付けた。そのころ久光は朝廷に働きが認められ、公卿に随行し江戸に赴くことになった。将軍後見職に就いた慶喜(松田翔太)に面会するが、無下にされたうえ、吉之助を連れてくるよう言われた。この事で吉之助をさらに憎み、島流し先を沖永良部島に変えた。その沖永良部島の牢は、風雨を凌げない粗末な造りだった。その吉之助のもとに、海江田(高橋光臣)と大山(北村有起哉)からの文が届くが、雪篷(石橋蓮司)に取られてしまう。その文には久光の側近第一になった一蔵(瑛太)への苦言が書かれていた。そして文のことで雪篷と話して以降、島民の情けで普通の食事を頂けていたことなどを知り、手をつけることをやめ、一蔵を信じ待ったが気を失ってしまう、という内容だった。