河野太郎外相は12日、訪問先のパリで、日本博「ジャポニスム2018」の開幕行事に位置付けられる、河瀬直美監督の最新作「Vision」の上映会に出席した。

 「Vision」は奈良県・吉野で撮影され、仏女優ジュリエット・ビノシュと俳優永瀬正敏が主役を務める日仏合作映画。河野氏は「この映画が日本とフランスの懸け橋となり、さらに素晴らしい映画がつくられることに期待したい」と述べた。

 河瀬監督と共に舞台に立ったビノシュも「奈良の森の美しさに触れてとても感動した。フランスの皆さんもこの森に会いに行ってほしい」と呼び掛けた。

 河瀬監督の映画は、フランスのカンヌ国際映画祭で新人賞や審査員特別大賞を受賞するなど、高く評価されている。