演歌歌手小金沢昇司が31日、都内で、還暦記念の誕生日ライブを行った。この日が60歳の誕生日だった。

公演では88年発売のデビュー曲「おまえさがして」や、代表曲「ありがとう…感謝」など21曲を熱唱。ビデオレターでは今年が30周年イヤーということで、30人の友人や恩人らがメッセージを寄せた。師匠の北島三郎(81)は「60歳になった今のあんたの歌が一番いい。これからも歌の道を歩んでほしい」と激励。そして「(自分は)時にはオヤジであり、ライバルであり、良き友でもある。これからも付き合ってください」と感謝の言葉を贈った。これには、小金沢は「感動しました」。また、兄貴分の山本譲二(68)もサプライズで登場。この日のために作った曲「昇司へ…」を心を込めて熱唱した。

また、来月にはタレントの長男雅弘(23)に子どもが生まれる。小金沢にとっては初孫だが「生まれてみないと想像がつかない」と、戸惑いを見せていた。

神奈川県大和市の中華料理店の長男として誕生。稼業を継ぐ予定だったが、歌手になる夢を捨てられず、「料理の修業に出る」とうそをついて上京したのが22歳の時。25歳で北島三郎に弟子入りをして、歌手デビューは29歳の遅咲きだった。

取材には「これからも、声が出る限り歌い続ける。まだまだ歌手をやっていく」とあらためて“生涯現役歌手”を宣言。タバコを1日に2箱も吸うヘビースモーカーだが、30年以上の愛用しているノド用治療薬「フィニッシュコーワ」でケアをしているから大丈夫だと笑顔で話した。