TBSで10月から15年に放送され大ヒットしたドラマ「下町ロケット」の続編が放送される。

阿部寛が引き続き町工場「佃製作所」の社長・佃航平を演じ、立川談春、安田顕ら多くの俳優も続投する。

続編の原作は「半沢直樹」や「陸王」などの池井戸潤氏の小説「下町ロケット」シリーズの第3弾となる「下町ロケット ゴースト」だ。やっと原作を読み終えたのだが、相変わらず数々のピンチが「佃製作所」を襲い、それを痛快に乗り越える姿が描かれ、読後感も良い。

テーマは前作の宇宙、人工心臓から大地へと移る。前回の作品は前半でロケットエンジン、後半で人工心臓をめぐる壮大な物語が描かれた。今回は農機具用エンジンのトランスミッションに挑戦する。

また、今月末に発売される最新作「下町ロケット ヤタガラス」は、ドラマの後半部分の原作になるという。「ヤタガラス」とは、作中に登場する準天頂衛星だ。大地から宇宙に戻るのかもみどころのひとつだ。

15年の放送は第1話の平均視聴率が16.1%、最終回は22・3%を記録した。今回の視聴率への同局関係者の期待も高い。いろんな意味で楽しみなドラマだ。