テレビ朝日系ドラマ「ハゲタカ」(水曜午後9時)の6日最終回の平均視聴率が11・1%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。

綾野剛(36)演じる鷲津政彦が、企業を食い荒らす“ハゲタカ”と非難を浴びながらも、経営不振の企業を鮮やかに買収し、再生させていくエンターテインメントドラマ。平成を駆け抜けた鷲津の20年間を描く。共演は沢尻エリカ(32)渡部篤郎(50)杉本哲太(53)光石研(56)小林薫(67)ら。

最終話は拡大スペシャルで放送された。ゲストは森崎ウィン、伊武雅刀。

日本を代表する重工業メーカー「帝都重工」の数々の不祥事が明るみに出る。この危機を救うため、芝野健夫(渡部)と飯島亮介(小林)は鷲津政彦(綾野)に救済買収を求める。しかしその裏で飯島が暗躍し、「帝都重工」の実権を握ろうとしているという情報をつかんだ鷲津は、「サムライファンド」を辞めて「帝都重工」の社長に就任し、芝野を再生担当執行役員に据える。

鷲津が新社長として動きだしてまもなく、松平貴子(沢尻)が社長を務める「日光みやびホテル」でアジア各国の重工業メーカーの責任者が集まる会議が開催されることが決まる。飯島の差し金と察しつつも、鷲津はその決定を受け入れる。その後、社長就任会見の場で「30日以内に『帝都重工』に革命をもたらす」を宣言するのだった。

まもなく鷲津は「帝都重工」の子会社や関連会社の視察を開始し、芝野は「帝都重工」の管理職へ聞き取り調査をすべく、面談を始める。老舗大企業を巡ってさまざまな思惑が渦巻く中、「日光みやびホテル」での会議の日が訪れ、鷲津の最後の戦いが始まるのだった。