女優の寺島しのぶ(45)が、日本相撲協会に引退届を提出した貴乃花親方の騒動に「革命を起こそうとすればつぶされるマジョリティーと伝統の世界」と悲嘆した。

寺島は25日、ブログを更新。「なんか、貴乃花を見ているとせつない。偉大な大横綱だったのに。革命を起こそうとすればつぶされるマジョリティーと伝統の世界。何があれば覆せたのかしら。人気?人望? なんか、せつない」と、やり場のない気持ちをつづった。

さらに26日更新のブログでは、一連の報道を受け「計り知れない角界の伏魔殿が見え隠れする」と印象を述べた。歌舞伎の家系に生まれた寺島は、貴親方と同い年であることに触れ、「若くもなくベテランでもない、46歳が頑張ったところでまだまだ世間は変わらない。これが日本の伝統と年功序列」と指摘。「でも、世界を見てみましょうよ。フランスの大統領は40歳。小泉進次郎さんがなってもおかしくないわけですよ。日本はまだまだコンサバティブ。伝統、継承、一門、派閥。なかなか考えさせられる」と複雑な思いをつづった。