関ジャニ∞の大倉忠義(33)と横山裕(37)がプロデュースを務めた関西ジャニーズJr.のコンサート「Fall in LOVE~秋に関ジュに恋しちゃいなよ~」(11月4日まで)が24日、大阪・梅田芸術劇場で初日を迎え、公演前に通し稽古が行われた。

今月、結成が発表された、西畑大吾(21)や大西流星(17)ら7人の新ユニット「なにわ男子」がお披露目される同公演。全20公演で38000人の観客動員予定に対し、申し込み数は、約70万枚にものぼった。

横山、大倉の2人が見守った通し稽古では、本番さながらのパフォーマンス。「なにわ男子」の新曲「なにわ Lucky Boy!!」や、グループの新曲「My dreams」などの披露から、メンバーによる漫才や、ものまねパロディーなど、関西ならではの企画コーナーも充実。最年少9歳から、最年長は29歳までの総勢46人が舞台を駆け回った。

通し稽古後、メンバーとプロデュースを務めた横山、大倉がそろって取材に応じた。西畑は「とりあえず、ホッとした」とひと安心といった様子でニッコリ。今回、大倉がライブ全体の構成、横山が企画コーナーの演出を担当した。

横山は「こんなに後輩がフィーチャーされて、ちょっと嫉妬します」と笑わせ、「後輩がこうやって頑張っているのはうれしい」。「元気ですよね。フレッシュ」と感想を話した大倉は、「これだけ個性のある子たちがいっぱいいるので、どうやって満遍なく魅力を出すことができるかを考えた」という。

自分たちのライブでも構成などを担当しているが、ここまでの大人数には苦労したようで、大倉は「見ていて、自分たちのライブよりも緊張する」。横山から、ジュニアを見る目が常にニヤけていると指摘されると「小学校の先生みたいな気分でした。なかなか無いですから楽しかった」と笑顔だった。

向井康二(24)は「必死に僕たちの個性をアピールしながら、(プロデュースを)やってもらった」と2人に感謝。すると大倉は、構成を考える際に「『漫才やったことがある人?』って(メンバーに)聞いて、手を挙げた数が尋常じゃなかった。関西ジュニアどうなってんねん」とツッコミを入れる場面も。

後輩たちの姿に、関西で駆け出しの頃を思い返した横山と大倉。横山が、「どうにかして、皆さんに楽しんでもらおうとか、名前を知ってもらおうという努力は、俺らもそうやった」と振り返れば、大倉も「当時、僕らもエイトレンジャーみたいなコントをしたり、個性を出すためにバンドをみんな始めたりしていた」。

東京のライバルを意識していた時もあったそうで、「僕らは(今みたいに交流とか)あまりなかったので。テレビで見てる『KAT-TUN』に負けるか、って言って東京に行ってた。その時の事とかも思い出した」。

続けてメンバーには、「気持ちで盛り上げていこうというところは関ジャニ∞と通ずるものがある。お客さんを大事にして、ステージで育っていって欲しい」とエールを送った。

「なにわ男子」の一員でもある西畑は「誰がセンターに立っても輝けるような」と関ジャニ∞を目標のグループに掲げ、「関ジャニ∞の2人がプロデュースしてくれて、より勢いに乗れる」と、これからの公演に向けて強く意気込んだ。

本公演では、来年1月3、4日に、大阪城ホールで2年連続となる正月公演が開催されることも発表された。