27日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「ドロ刑-警視庁捜査三課-」(土曜、午後10時)の第3話視聴率が8・5%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話は11・8%、第2話8・6%だった。

同作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀氏の漫画「ドロ刑」を原作にしたドラマ。原作自体が今年1月に連載が始まったばかりで、異例の速さでの実写ドラマ化となった。

Sexy Zone中島健人(24)演じる新米刑事、斑目勉(まだらめ・つとむ)が、遠藤憲一(57)演じる誰も姿をみたことがない幻の大泥棒、煙鴉(けむりがらす)を相棒に難事件に挑む新感覚刑事ドラマで、本当の正義とは何かを問う作品だ。

13係の美人係長鯨岡千里を稲森いずみ、捜査一課出身の元エリート皇子山隆俊を中村倫也、元指名手配専門刑事勝手田利治を丸山智己、手口捜査のスペシャリスト細面隆一を野間口徹、元スリ専門刑事左門陽作を板尾創路、変装の達人宝塚瑤子を江口のりこ、元音楽隊の小平美希を石橋杏奈が演じる。

第3話は、犯人逮捕に貢献して以来勝手田から一方的に“後継者”と認められ、熱血指導を受ける斑目だが、捜査に関係ない雑務をさせられうんざりする。

一方、皇子山の下についた美希は謎の名目でフレンチの会食に連れ回され、げんなりしていた。

そんな中、高度なハッキングで電子キーの金庫を破る金塊強奪事件が発生。だが13係の手に負えないと判断した鯨岡は早々に諦めモードになり、摘発しやすい自転車泥棒で点数を稼ぐことを指示する。

金塊を盗んだ窃盗団の事務所では、本業のオレオレ詐欺が先細っていることから、金庫の暗号解析アプリの開発で窃盗団のボスから期待を寄せられる「タナカ」こと河原順平(寛一郎)が、人知れず自分の仕事に息苦しさと不満を感じていた。

いつもバーで不満を爆発させる斑目を諭す煙鴉。聞く耳を持たない斑目は、煙鴉から渡されたクーポン券で憂さばらしにゲームセンターを訪れる。そこで対戦した男と意気投合すがるが、その男が順平だった。

「潜入捜査で手柄を上げろ」とけしかける煙鴉。斑目の潜入捜査を13係が総出で援助する中、斑目と順平が金庫に閉じこめられる、という内容だった。