女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の30日に放送された第26話の平均視聴率が20・6%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、戦争に負け世間の生活は一変、福子(安藤サクラ)や萬平(長谷川博己)が居候する克子(松下奈緒)の家も生活に苦労していた。克子の4人の子供は勉強をした後、靴磨きをしてお金を稼いだ。

福子と鈴(松坂慶子)は、食料を入手のためのお金を作ろうと闇市で着物を売っていた。交渉しているとそこで世良(桐谷健太)と再会した。世良は前と変わらず世良商会をやっていることを話した。そして新しい仕事をみつけられずにいた萬平には、不公平の世間の負け組でくすぶっていると話し「早く出てこい」と告げた。

その夜、福子が闇市で身分証明ができないために配給を受け取れない人がいたことを萬平に話すと、萬平は判子があれば身分証明になると判子を作ることを思いついた、という内容だった。