今年8月に、約4年ぶりとなる新曲「歌一輪」を発売した演歌歌手・牧村三枝子が30日、おおとりウイングス(大阪府堺市)で「ミニライブ&サイン会」を開催した。会場には熱心なファンなど350人以上が詰めかけ、なめらかで美しい歌声を楽しんだ。

ミニライブでは「歌一輪」をはじめ、往年のヒット曲「みちづれ」など4曲を熱唱。特に「歌一輪」の歌詞は47年という自身の歌手人生と重なる部分が多く「すばらしい曲と出会えた。すべてをかけて歌っている」と語るほど、思いが詰まった楽曲。ひとつひとつの言葉をかみしめるように歌い上げた。

ライブ中には「お客さまと触れ合うことが大好き」という牧村の言葉通り、歌いながら客席を回って、観客らと握手を交わす姿も。また「一緒に歌いましょう」との牧村の呼びかけに応えて、観客らもパンフレットに書かれた歌詞を片手に歌を口ずさんだり、リズムに合わせて体を揺らしたりして、一体感を醸成した。

「歌手としてやってこれたのはファンのみなさんの温かい拍手や笑顔のおかげ。今回の大阪でのイベントもとても楽しみにしていた。是非みなさんにも『歌一輪』を歌ってもらいたい」と呼びかけた。