東京・六本木で開催中の第31回東京国際映画祭で2日、アウォード・セレモニー(授賞式)が開かれ、稲垣吾郎(44)主演「半世界」(阪本順治監督、来年2月公開)がコンペティション部門観客賞を受賞した。

40歳目前の男3人の視点を通して、誰もが通る、ある地点の葛藤と家族や友人との絆、希望を描いたヒューマンドラマ。

壇上でスピーチした阪本監督は「オヤジの遺言で、スピーチは短く」と前置きし、「映画を見て伝わった人にも伝わらなかった人にも、見てくれたことに感謝します。みんなでお祝いします」と謙虚に喜びを語った。