4日に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」の平均視聴率が、関東地区で11・8%だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの関東地区の最高は2月4日に記録した15・5%、最低は10月7日の9・9%。最近は10~12%前後で推移し、番組スタート当初の15%前後という勢いはない。若くてはつらつとした西郷と家族愛を描いていた序盤の内容に視聴者は引きつけられていたが、終盤の幕末から明治にかけての放送では視聴率が苦戦している。

4日の放送は、岩倉(笑福亭鶴瓶)や大久保(瑛太)は、不平等条約改正を目指して欧米視察に出ることになり、留守政府を任された西郷(鈴木亮平)は、宮中改革などを推し進めるが、政府内の汚職騒動など次々と難題がわき起こる内容だった。明るく元気ではつらつとした西郷とは違う顔だった。