女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の2日に放送された第29話の平均視聴率が22・1%、3日放送の第30話が20・8%(ともに関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、戦地から帰ってきた忠彦(要潤)は、克子(松下奈緒)から「いままでどうり絵を描いて下さい」と言われたが、ハンコ作りの手伝いを始めた。前に香田家に忍び込んできた泥棒の神部茂(瀬戸康史)も庭仕事などで家の手伝いを始めた。するとその神部は大阪帝大の出身だということも分かり、子どもたちの家庭教師として家に置くことになった。そんな時、忠彦は戦時中の照明弾で目を負傷し、赤と緑の識別が困難になり、絵が描けないことを告白した。

季節は冬になり、闇市に出かけた福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)は、道の片隅で凍えながらハーモニカを吹いていた加地谷圭介(片岡愛之助)を見つけた。怒った福子はこれまで萬平へした事でいろいろと問い詰めたが、加地谷は「もう日陰で生きていく。加地谷は戦争で死んだ」と話し何度も謝罪した。後日、萬平は「諦めないで下さい。どうか生き抜いて下さい…」とハンコと一緒に神部に言づてし今までの事を許した。

繁盛していたハンコ屋だったが、闇市で同業者が現れ収入は減る一方だった。ある朝、忠彦はアトリエでキャンバスに向かっていた。そして、今までと同じ絵ではなく違う絵を描こうとしていた。一方、福子は新しい道を探そうと萬平と相談し、「そろそろこの家を出ませんか」と鈴に提案した。そんな時、萬平は世良(桐谷健太)から泉大津に残っている軍の倉庫を紹介してもらった。中に何が残っているか分からなかったが、萬平と福子は、鈴と神部と一緒に倉庫のある泉大津へ行くことにした。同じ時、亡くなった咲(内田有紀)の夫の小野塚真一(大谷亮平)も戦地から戻ってきた。そこで忠彦は真一に咲との思い出の桜の絵を返した、という内容だった。