米俳優ラミ・マレック(37)が7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演映画「ボヘミアン・ラプソディ」(ブライアン・シンガー監督、9日公開)のジャパンプレミアに出席した。

英ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描く。

フレディを演じたラミは「ここに来ることが出来てワクワクしています」と笑顔で手を振り、「クイーンの来日時はまるでビートルズの来日のようだったと聞いています。同じようにこの映画を愛してもらえるとうれしい」と客席に呼び掛けた。

クイーンは過去6回来日し、50公演を行った親日家としても知られる。フレディの自宅写真を見たというラミは、残された日本の品々の多さに驚いた様子で「彼は日本文化を愛していた。彼が本当に持っていた着物を再現して着るシーンはとても大きな意味があった」と振り返った。キャストは同バンドのギタリスト、ブライアン・メイとドラマー、ロジャー・テイラーが最終的に決定したといい「私のような若い男を、フレディ・マーキュリーとして受け入れてくれたことを光栄に思います。彼ら2人が友人と言っていい存在になったことは、僕の人生にとって深い出来事でした」と感謝を述べた。

ロンドン、ニューヨークを回ったワールドツアーの最終地が東京となったが「この映画を日本のファンと分かち合うことが出来てうれしい」と笑顔を見せた。

ブライアン・メイ役のグウィリム・リー(34)とジョン・ディーコン役のジョー・マッゼロ(35)も登壇。3人はオリジナルの法被を着て鏡開きに挑戦した。代表曲「We Will Rock You」のリズムで酒だるを力強くたたき割ると、小づちを振り上げて満面の笑みを浮かべた。