大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分開始)の出場者発表会見が14日、都内で行われ、全43組の出場者が発表された。

デビュー年でいきなり紅白初出場を決めたKing&Princeからは、平野紫耀(21)永瀬廉(19)高橋海人(19)岸優太(23)神宮寺勇太(21)の5人が会見に出席した。

平野は「大舞台に出させていただくということで、感謝しています。ファンの皆さんに恩返しできるようなパフォーマンスをしたいと思います」とあいさつ。前日13日に、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長から呼び出され、「誰にも内緒だからね。ユーたち、紅白だから!」と初出場を伝えられたという。

永瀬は「内心『うおお~!』って感じでしたけど、内緒と言われてしまったので、気持ちを消化するのが大変でした」と笑った。

先月パニック障害治療専念のため一時休養を発表した岩橋玄樹(21)は会見場に姿を見せなかった。大みそかも欠席する。リーダーの岸は「本人にも連絡して、悔しい思いをしていたんですけど、彼の思いを背負って、非常に強い思いを持っています」と明かした。

今年5月にシングル「シンデレラガール」でCDデビュー。発売初週で57・7万枚(数字はオリコン調べ)を売り上げるヒットになった。さらに先月発売のセカンドシングル「Memorial」も初週で40・1万枚を売り上げた。

NHK渋谷義人チーフプロデューサー(49)は「今年出した2作ともチャート1位で、今年の新人の中でも一番に活躍されていたと認識しています」と評価した。

1人欠けた状態での初出場となるが、渋谷氏は「(5人でも)お願いしたいと思いました」と即答した。岸は「玄樹くんも『絶対見るから!』と言ってくれました」と意欲満々。曲順は来月発表されるが、フレッシュなジャニーズの新星は、白組のトップバッター最有力候補といえそうだ。【横山慧】