11月29日に心不全のため94歳で亡くなった女優赤木春恵さんの告別式(4日、東京・杉並区の築地本願寺和田堀廟所)で、弔辞を里見浩太朗(82)大空真弓(78)、葬儀委員長の石井ふく子さん(92)が読むことが11月30日、分かった。

この日、東京・銀座の弥栄画廊で初個展「里見浩太朗 花と小父さん」(12月1~9日)の内覧会に出席した里見は「東映にニューフェースで入った時に知り合い、お母さんって言って、甘えていた。東京に出て大女優になったけれど、東映撮影所の片隅で話した赤木さんを知るのは僕ぐらいになった」と話した。

個展ではぼたんなど花をモチーフにした水墨画約15点を展示した。「50歳から水墨画を始めた。バラを描く時は情熱的になり、役を演じる時と共通点がある。絵を描く時はいつも楽しい」。親友の写真家加納典明氏も参加し、期間中は毎日、画廊に顔を出すという。